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昔ながらの万能薬

風邪をひいた時には梅干しを食べると良いと聞いたことがある方も多いはずですが、単なる迷信だと思っていませんか?
昔から梅干しは風邪をひいた時に活用されていたのですが、とても理にかなっている民間治療の方法だと言われています。
風邪予防や解熱効果も期待できるとされる、梅の効果やお手軽レシピについてご紹介します。

梅干しがなぜ風邪に良いのか?

風邪の時には梅干しという説があるのは様々な良い効果を引き出してくれることに理由があります。
梅干しは酸っぱい味が特徴的ですが、これはクエン酸やリンゴさんなどがたくさん存在しているからです。
これらの有機酸は体が弱っている状態の時に積極的に補給すると良いと言われています。
体力が低下してきたと感じた時に、ふと梅干しを食べたくなるのはこのような理由があるからです。

梅干しには殺菌作用や抗菌作用をもたらす力があるため、のどの風邪にも良いとされています。
豊富なビタミンも含んでいるため、急速に失われがちなビタミン類を効率良く補給できるメリットもあります。

例えば梅と角砂糖を焼酎に漬け込んで作る梅酒は、消炎作用や鎮痛作用をもたらすことから風邪のひきはじめに飲むと良いと言われています。
のどが痛くてあまり口にしたくないという時でもおすすめです。
お湯でわって温かい状態で飲むと、効率良く体を温めてくれるので寒気がする時にもおすすめです。
発汗作用を促すことで解熱効果も発揮してくれるというメリットもあります。

お年寄りの中には風邪をひいたらおでこやこめかみに梅干しを貼っておくと良いという人もいますが、実はこの行為も理にかなったものだと言われています。
風邪をひくとズキズキと頭が痛くなるのが辛いという方もいますが、梅干しをこめかみに貼っておくことで有機酸が皮膚を刺激することで血行を促して頭痛が良くなるとも言われています。
また、発熱している時には熱を吸収する役目も発揮すると言われていますので、お年寄りの迷信だと思わずに素直に実践してみると良いでしょう。
ただし、肌が弱い方やお子さんには刺激が強い場合があるため、肌荒れが心配な場合はやめておきましょう。

風邪の時におすすめのレシピ

風邪をひいた時には梅干しを活用した美味しい食事で早く風邪を治すようにしてください。
最も簡単なレシピとしておすすめしたいのが梅茶漬けです。
ご飯に梅干しやノリなどをのせてお茶をかけるだけという至って簡単な方法ですが、更にアレンジを加えてしらす干しを入れたりすると栄養素をバランスよく補給できます。

アルミホイルに梅干しを包んでトースターで10分から20分加熱して焼き梅干しを作り、お湯に入れて梅干しを潰していただく梅湯もおすすめです。
焼き梅干しは発汗作用をもたらして熱を下げるだけでなく、のどの痛みも和らげる効果を発揮します。