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冷蔵庫を正しく使用して食材を長持ちさせる

現在ではどの家庭でも冷蔵庫を持っているでしょう。冷蔵庫には冷凍庫も付いているのですが、どのような食材を冷蔵庫に入れ、どのような食材を冷凍庫に入れるのかは誰でも知っている常識です。しかし、同じ冷蔵庫の中でも、置く場所によって僅かに温度差が出てしまうので、食材がどれだけ長持ちするのかが変わってしまいます。

冷蔵庫の種類によって異なるのですが、通常は野菜室とドアポケットが設けられています。大きなタイプであれば、チルド室が設けられていることも多いでしょう。チルド室というのは一般的に肉や魚などを入れておく人が多いでしょうが、冷蔵庫の中でも温度が最も低い場所になっているのです。

だからこそ生ものを入れておくのには最適の場所なのですが、実は生ものだけではなく、発酵食品を入れておくのにも適しています。発酵させるためにはある程度の高い気温と湿度が必要になります。そのため、気温が低くなっていれば、その分発酵の速度が遅くなるので、その分長持ちするのです。

野菜室は冷蔵庫の中でも多少温度が高くなっているので、低温障害を起こしてしまう野菜を保管するのに適しています。野菜以外にも、調味料などをしまっておくのがよいと言われています。ドアポケットは気温の差が激しくなる部分なのですが、調味料を保管することが多いでしょう。この際には倒れないための対策と、温度変化に弱い物は置かないようにすることが大切です。

定位置をしっかりと決めて賞味期限切れを防ぐ

雨が多い季節などは、まとめてたくさんの食材を購入してくることもあるでしょう。地方に住んでいるので、買い物に行くのが大変であるため、まとめて数日分の食材を買い込む人もいると思います。まとめて食材を購入した場合に注意するべきことは、ずっと冷蔵庫の中に入れたままの状態になることです。

たくさんの食材を買い込むと、どのような物を購入したのか全て覚えているのは難しいでしょう。そのため、気が付いたときには賞味期限が切れていたという経験をしたことがある人もいると思います。1日や2日ぐらい過ぎただけなら問題ありませんが、何ヵ月も過ぎてしまうと、当然食べることができなくなってしまいます。

しかも消費期限が過ぎた場合には、短い期間で食材が痛んでしまう場合や、最悪カビが生えてしまうこともあるのです。このような事態を避けるためには、毎回同じ位置に保管しておくのがよいでしょう。野菜は野菜室にしまう、肉や魚はチルド室にしまう、加工した物は何段目にしまうなどと決めておけば、このような事態は防げます。

ドアポケットには小さなカゴのような物を置くと、調味料ごとに分けやすいだけではなく、落下防止にもなるでしょう。このようなちょっとした工夫で、快適に冷蔵庫を使うことができるのです。