忙しくて掃除ができない人が多い

最近は一人暮らしの人が多いですし、仕事が忙しくて家に帰るとすぐ寝てしまうという人も多いでしょう。そうなるとなかなか片づけを行う時間がなく、家の中が物でいっぱいになってしまう、汚れてしまうということもあります。休みの日はゆっくりと休みたい上に、やらなければいけないことが多い場合には、どうしても片付けにまで手が回りません。

このような場合には、何かよい方法はないのでしょうか。現在では高齢者の一人暮らしも多いので、そこに目を付けた業者がさまざまなサービスを行っているため、掃除などの家事を代行してくれる業者もあります。しかし、この方法ではお金が必要になってしまうので、何かお金を使わずに片づけを行う方法はないのでしょうか。

まずは物を増やさない努力をする

片付けができない、片づけを行う時間がなくて散らかっている人の多くは、無駄な物をどんどん購入していることが多いと言えるでしょう。いらなくなった物であっても、まだ使うかもしれないからと言って、そのまま放置していることも多々あります。これでは片づけるのが億劫になってしまうのも仕方がありません。

まず行うべきことは、物を増やさない努力をしましょう。余計な物を購入しなければ、今以上に物が増えることはありません。さらにいらない物はしっかりと処分しましょう。処分とは言っても、何でもゴミに出すのではなく、売れる物は売ってしまうことをおすすめします。

売り方はいろいろとあるのですが、直接店に持っていく方法もあれば、家まで出張してもらい、買取をするという方法もあります。他にも家から遠く離れている場所にある業者に買取をしてもらう場合、宅配買取という方法もあるのです。オークションに出品する方法でもよいでしょう。

もちろん売り物にならないような製品の場合には、処分するしかないでしょうが、売れそうな物と売れなさそうな物を分けることから始めるべきです。1度整理整頓をしたら、無駄な物は購入しないことと、いらない物は早めに処分することを心がけましょう。

片づける場所の優先順位

片づけを行う場合には、優先順位を設けておくのがよいでしょう。まずは料理をするのには欠かせないキッチンから片づけを行うべきです。家にいる場合には、やはり1日3食食事をするので、そのキッチンが散らかっていては話になりません。キッチンを片付けたら、寝室を片付けます。

狭い家に住んでいる人であれば、この2ヵ所で完全にきれいにすることができるでしょう。広い家に住んでいる場合には、いっぺんに全部掃除をしてしまった方が楽です。こっちは次の日に行おうと後回しにしてしまうと、片付けが苦手な人は嫌になってしまい、また散らかったままになってしまうでしょう。

浴槽のエプロンとは何か

通常エプロンと言われれば、料理をするときに身につける布製の前掛けを指すでしょう。しかし、浴槽のエプロンというのは違います。浴槽のエプロンというのは、浴槽の洗い場側の側面に取り付けられているカバーのことを言うのです。もちろんエプロンが付いていないタイプの浴槽もあるのですが、古いタイプの場合や、賃貸住宅などでは取り付けられていることが多いでしょう。

浴槽のエプロンの中は、大半の人が掃除をしていません。そのため、開けてみるとかなり汚れているということや、嫌な臭いがすることが多いのです。特に風呂場は湿度も温度も高くなりやすいので、いつまでも掃除をしないで放置しておくと、カビが生えてしまうでしょう。浴槽のエプロンも、定期的な清掃が必要になるのです。

どの様にして取り外すのか

浴槽のエプロンを掃除したくても、どのように外したらよいのかわからない人も多いでしょう。もちろん無理に取り外すのではなく、きちんと取り外し方があります。浴室の取扱説明書があればよいのですが、通常取扱説明書はない場合が多いでしょう。そこで一般的な取り外し方を説明させていただきます。

まずはネジで止められているのか確認をしてください。ネジで止められている場合には、ネジを取り外しましょう。ネジがないタイプの場合には、下から上に持ち上げて、手前に引くようにすれば簡単に取り外すことができます。ユニットバスの場合には、洗面所が邪魔をしていることも多いので、頭をぶつけないように注意しましょう。

掃除をする方法

浴槽のエプロンを取り外したら、裏側はかなり汚れていることが多いでしょう。そのため、まずはシャワーである程度洗い流してしまいます。大きな汚れはシャワーだけでも取れるので、ある程度流したら浴槽を洗う洗剤などを吹きかけて擦りましょう。これで落ちれば問題ないのですが、長年洗っていないと落ちないこともあります。

カビが生えていることも多いので、この場合にはカビ取り剤を使用しましょう。カビ取り剤を使うときは、ゴム手袋とマスクを着用し、換気扇を回しながら行います。カビ取り剤を吹きかけたら数十分放置しておき、水でしっかりと洗い流しましょう。これでも落ちない場合には、重曹やセスキ炭酸ソーダ、クエン酸スプレーなどがおすすめです。

しっかりと汚れを落としたら、すぐに取り付けてはいけません。浴槽のエプロンに付着している水分を拭き取り、乾燥させてから取りつけましょう。できればアルコールを吹きかけておくことで、カビの防止に繋がります。いろいろな方法を試しても汚れが落ちない場合には、専門の業者にお願いするか、最悪の場合には浴槽のエプロン自体を交換してしまうしかありません。

引越しのときは不用品や古い物を捨てるチャンス

普段はあまり物を捨てることができず、つい保管したままになって物が溜まってしまうという人や、古くなって使うのに支障が出始めても、買い替えないで使っているという人も多いでしょう。このような人の場合、古い物を処分し、不要な物を捨てるチャンスです。古い物は思い切って買い換えてしまい、使わない物は全て処分すると、引越しが楽になります。

なぜならそれだけ物の量が減るので、新しい家に着いてもまた不要な物を置いてしまうということがないからです。しかも荷物の量が減るので、その分引越し料金も安くなります。古い物は買い替えてしまい、新しい家に配送してもらいましょう。そうすれば余計な作業も行わずに済むので、むだな時間をかける必要もなくなります。

荷物はダンボールに分ける

引越しを少しでも楽にするためには、荷物の片づけ方が大切になります。通常引越しをする場合には、細かい物は全てダンボールに入れてトラックに積み込みます。このときに適当に積んでしまうと、新しい家に着いて荷物を片付けるときに苦労するので、部屋ごとに分けてしまえば、ダンボールをそのまま部屋に運んでもらえば後は簡単です。

特に家族が多い場合には、この方法は有効的だと言えるでしょう。では、1人暮らしで1部屋の集合住宅などに引越す場合はどうなのかというと、この場合には部屋ごとに分けるという作業は始めから必要ありませんので、食器類であれば食器類で統一し、本であれば本で統一してダンボールに入れるのがよいでしょう。

ダンボールから出すときには、基本的に部屋の奥に置く物やしまう物から先に片づけていくと楽にできます。梱包資材もできる限り少なくすることで、片付けが楽になります。衣類や本などは梱包する必要がないので、そのまま段ボールに詰めてしまいましょう。プラスチック類などはプチプチを隙間と上下に入れておけば十分です。

食器はラップで覆うと便利

食器類は割れやすくなっているので、大半の人は新聞紙でくるんでからダンボールにしまい、隙間を埋めていく人が多いでしょう。しかし、このやり方では食器類が汚れてしまうので、使う前に洗う必要があります。このような作業は手間になるので、食器類はラップに包んでしまうのがよいでしょう。もちろんラップはかなりの量を使うことになります。

ラップはそれほど高い物ではないので、多少多く使っても無駄な出費になることはないでしょう。1枚ずつくるんで、最後に同じ大きさや種類の皿をいっぺんにラップでくるみます。後は隙間に新聞紙やプチプチを入れて、割れないように対策をすれば万全です。そうすれば食器は汚れないので、引越し後にわざわざ洗う必要もなくなります。

断捨離とは何のことなのか

断捨離という言葉を聞いたことがある人もいるでしょうが、よく意味が分からない言葉だと感じたことはないでしょうか。断捨離というのは、余計な物を購入せずに必要のない物を捨てて、物に執着をしないという意味の言葉です。若い人は比較的不用品をすぐ捨てられる人が多いので、あまり使うことはないでしょう。

しかし、高齢の人は物を捨てられずに、家がコミ屋敷になっていることが多いので、意味を知っている人もいるでしょう。整理整頓ができない、どんどん物が増えていくという人は、ぜひ断捨離を実行してみるべきです。不用品はただ捨てるのではなく、価値のある物は買取をしてもらうという方法がおすすめです。

断捨離を成功させる手順

誰でも簡単に断捨離が実行できるのであれば、家がゴミ屋敷になることはありません。しかし、家がゴミ屋敷になる人がいるということは、断捨離がそう簡単に実行できないということを意味しています。では、どのようにすれば断捨離を実行できるようになるのでしょうか。まずはどのような物がたくさんあるのかを確かめてみましょう。

中には食べ終わった後のトレーや袋などが散乱していることもあるでしょうが、これはゴミなので必ず捨てましょう。服がたくさんしまわれている場合には、きれいな物や汚い物、穴が開いている物やシワが多い物などに分けます。きれいな物だけを残しておき、他の物は処分してしまいましょう。

汚い衣類は売ることができない場合も多いので、まとめてゴミ袋に入れても問題はありません。靴や食器、骨とう品なども同様なのですが、大半がきれいな物であった場合には、特にお気に入りの物を残して売ってしまうべきです。売るとお金になるので、意外と実行しやすいと言えるでしょう。

物を増やさないようにする

断捨離を成功させるコツは、まず物を増やさないようにすることです。新しい物を購入したら、すぐ古い物は処分するという癖をつけておきましょう。例えば気に入った洋服を購入したとしましょう。そうした場合には、最も古い服は処分してしまうのです。もしくはすり切れるまで着用し、穴が開くなどして切れなくなった段階で購入するのもよいでしょう。

このようにすれば、物が増えすぎてしまうことはありません。これは服だけではなく、どのような物であっても応用が可能です。もし引越しをする機会や、リフォームをする機会があれば、このようなときに思い切って断捨離をするのがよいでしょう。

どうしても物を移動させなければいけない、整理をしなければいけない場合に行えば、それほど億劫になることはありません。後で行えばよいという考えは絶対にいけませんので、断捨離を行うタイミングを見逃さないようにしましょう。