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子供の自立心を芽生えさせる

子供にとってお金の有り難みを理解させるのはとても難しいものです。
現在はお店に行けば欲しいものが購入できるため、気軽に購入出来るような金額であれば子供が「これ、欲しい!」と言えばすぐに買い与えているという方も多いはずです。
特に近年は少子化傾向が続いているため、両親や祖父母が簡単に物を買い与えてしまうという事例が多いです。

このような背景から、子供は「欲しいものがあればすぐに買ってもらえる」と考えてしまい、お金の価値があまり理解できないまま成長する可能性もあります。
大人になった時にお金の有り難みを理解していなければ大変な苦労を味わうのは子ども自身なのです。
早いうちから始めておきたい、子供のお金に関する教育についてご紹介します。

お金の教育の必要性

子供に対してお金の教育を行う意味は、現代特有の時代背景に理由があります。
現在は若い頃にしっかり年金を払っていても将来は十分な年金を受け取れない可能性があるとか、生活に必要になる収入を十分確保できるとは限らないなど、お金で苦労する機会が以前よりも格段に増えているという背景があります。
バブル景気に湧いていた頃はかなり贅沢な暮らしをしていた人も多かったのですが、バブル景気が終わった途端に贅沢な暮らしを続けることができずに自己破産をする人が続出したのも、しっかりとお金の使いみちについて計画性を持ち合わせていない人が多かったからだと考えられます。

本来であれば希望に満ちた将来が待っているはずの子供達が、大人になるとお金で苦労するかもしれない未来が待っているのは親として想像もできないことだと思います。
だからこそ、子供の頃からお金に関する教育をしっかり行っておき、計画的にお金の使いみちを考えるくせを身につけておくことが大切なのです。

お小遣いを与えてみる

お金の教育を行う際には、子供に対してお小遣いを渡す方法を取り入れてみることをおすすめします。
お小遣いを活用する場合には渡し方に工夫をすることが大切で、お小遣いで自分が欲しいものを購入するように指導するのがコツです。
保護者がお小遣いを渡しているのに、子供が欲しがるものを買い与えてしまうのはよくありません。
子供が欲しいと感じたものは、自分のお小遣いから購入するように指導して、お金はしっかり考えて使わなければいけないことを理解させるのです。

ある程度子供が成長して小学校低学年くらいになったら、お小遣い帳にお金の使いみちを記入するようにして客観的にお金の流れを確認させるようにしてください。
大人になった時に家計簿へ収支を記載し、家計のやりくりを考えることにも繋がります。
このような教育は決して無駄になることはありませんので、ぜひ今からでも始めてみましょう。