バッグ
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お気に入りのブランドバッグは、ずっとキレイな状態で使いたいですよね。
ここでは、自宅でできる簡単なメンテナンス方法をご紹介しています。大事なバッグをケアして、長く使えるようにしましょう。

バッグのメンテナンスに必要なアイテム

革製品のバッグやエナメルのバッグ、布製品のバッグなどありますが、ここでは主に革製品で必要なアイテムを紹介します。ヴィトンやグッチ、プラダ、バーバリーなど、革を使ったブランドバッグはたくさんあるので、使用しているバッグに合わせてアイテムを使い分けましょう。

革製品用のクリーム

革製品用のクリームといってもたくさんの種類があります。各ブランドで、ケア専用クリームが販売されている場合は、そちらを使用しましょう。

  1. 乳化クリームは主に革への栄養を補給させる効果があります。伸びがよく浸透性が高いのが特徴です。
  2. ワックスクリームは、ツヤ出しや防水のために使うクリームです。硬めのワックスは革靴で使われることが多く、バッグで使う場合は防水用の軽いクリームを選びましょう。
  3. デリケートクリームは、柔らかい革に使うクリームです。ラムスキンやキッドスキンと呼ばれる革を使用している素材に使います。

馬毛ブラシ

クリームを塗る前のホコリ落としでは、馬毛ブラシが重宝されます。簡単な汚れもブラッシングで落とせるので、細かいところまでブラシをかけましょう。また、バッグの底や角にこすり傷ができてしまった場合にも、この馬毛ブラシが威力を発揮します。素材の凹凸を調整してくれるので、傷が目立ちにくくなりますよ。また、豚毛ではなく馬毛を使用する理由は、ツヤ出しの効果があるため。ブラッシングすればするほどツヤが出てきます。

防水スプレー

防水スプレーは、最後の仕上げに使います。シーダーウッドオイルを配合したスプレーを選びましょう。
一通りのお手入れが終わった時に、少し離した距離から振りかけます。ケアした保湿を閉じ込めるようなイメージで使うといいでしょう。通気性を損なわずに保湿ができる「シュプリームプロテクトスプレー」がおすすめです。

乾いた布

お手入れをする時は、乾いた布を2種類以上用意しましょう。
1つはクリームを伸ばすための布、2つ目は乾拭き用の布です。3つ用意できれば、仕上げ用に使いましょう。バッグをケアする時は、クリームやスプレーを使うたびに乾拭きします。使い分けをしないと、クリームが残ってしまって汚れの原因になりますので、2つ以上は用意しておきましょう。

素材別のメンテナンス方法

革素材

革素材のバッグをケアする時は、最初にブラシでしっかり汚れやホコリを落とします。つなぎ目の隙間やバッグの中のゴミが付着しないように、バッグの中もしっかりホコリ落とししておきましょう。クリームはバッグに直接つかないように、乾いた布になじませてから円を描くように塗っていきます。一部に固まってしまった時は、別の乾いた布で同様に円を描くように引き伸ばしましょう。クリームが浸透するまで5分ほど時間を置くのがおすすめ。まんべんなくクリームが塗れたらブラッシングします。縫い目などに入り込んでしまったクリームは、ブラシで掻き出すようにして取りのぞきましょう。その後、乾拭きをしてクリームがなじんでいるのを確認します。最後に、防水スプレーを30cm以上離して振りかけます。仕上げ用の布で全体を拭いたら、もう一度防水スプレーをかけて同様に乾拭きします。2度行うことで、防水効果がしっかりつくので、おすすめです。

レザー素材

レザーのケア方法は、革製品とほぼ一緒です。革より傷みやすいので、優しく取り扱いましょう。
最初に、レザー専用のクリーナーを使って汚れを落とします。レザーの種類で「スムース革用」と「マット革用」のクリームを使い分けましょう。ツヤを出すものにはスムース、ツヤを出したくないものにはマットを使用します。
シミがついてしまった時は、擦り落とすのではなく、軽く湿らせた布でたたき拭きすると汚れが落ちやすくなりますよ。擦ると生地が傷んでボロボロになってしまうので注意してください。革製品と同様に、クリーム後は乾拭きやブラッシングをして、最後に防水スプレーでなじませます。スプレーを振る時も円を描くように全体に振りかけると、一部につけ過ぎるのを防げますよ。

キャンバス素材

キャンバス素材も最初はブラッシングから始めます。どんな素材でも、ホコリ落としはバッグのメンテナンスで必要です。キャンバス地は布製品なので、汚れが目立つ時は洗濯洗剤や中性洗剤を使用できます。柔らかめの歯ブラシで擦るのと簡単に落とせますよ。
汚れを落とした後はしっかり陰干ししましょう。湿気の多い時期にはカビが生えやすいので、通気性を良くするために型崩れしない程度に広げて水分を飛ばしてください。保管する場所も風通しのいいところを選び、他のバッグと密着しないように保管しましょう。

スエード素材

スエード生地には、ゴム製のブラシを使いましょう。スエード特有の起毛を立てるようなイメージで優しくブラッシングしていきます。また、ブラッシングする時は、毛並みを意識しましょう。よく見ると方向がわかるので、毛並みの向きに沿ってブラシをかけていきます。表面全体が柔らかくなったら、毛並みとは逆にブラッシングしていきます。逆立てるイメージでブラシをかけて、起毛の間に挟まっている細かいホコリもしっかり落とします。スエードの場合、汚れがついてしまった時は、消しゴムを使用すると取れやすいのでおすすめです。擦った後はブラシで毛並みをならしましょう。
また、スエードの毛足がなくなってきた時は、細かい目のやすりで表面を削ると起毛を復活させられます。スエードの特徴である起毛には、クリームや防水スプレーは厳禁です。生地が固くなってしまうので、付着しないように気をつけましょう。

ムートン素材

毛足の長いムートンが絡まっていないか、ブラッシングをしながらチェックしていきます。絡まっている部分があったら少し湿らせた布に水分を含ませ、毛先からゆっくりブラシをかけて絡まりを取り除いていきましょう。根元から一気にブラッシングしてしまうと、絡まった部分がごっそり抜けてしまう可能性も。絡まった部分はゆっくりほどいていくイメージで、優しくケアしていきましょう。
シミがついてしまった時は、早急なケアが必要です。裏地にティッシュや吸水性のあるタオルを敷き、湿らせたタオルで上からたたき拭きをします。時間が経ってしまうと取り除けなくなるので、万が一を考えたケア用品は、バッグの中に常備しておくといいでしょう。

クリーニングに出す方法

自宅でケアしていても、長年使い込んでくると汚れが蓄積してしまっていたということも。そういう時は、ブランドバッグをクリーニング専門店に依頼するという方法があります。
クリーニングの相場は、布製品が10,000円ほど、革製品だと20,000円ほどになっています。一般的なクリーニング店では、ブランド品を取り扱ってくれないところがあるので、専門の宅配クリーニングがおすすめです。ネットで申し込めば自宅まで取りに来てくれます。クリーニングが終わるまで1か月ほどかかってしまいますが、キレイになって戻ってくるのを楽しみにしていましょう。

バッグをキレイに保つ方法

購入した直後にケアすると、キレイな状態を長持ちさせられます。汚れがない状態のバッグに保湿クリームや防水スプレーなどをしっかり塗り込んでおくと、汚れがつきにくくなりますよ。最初のケアをしっかり行うことがポイントです。
また、バッグを使用した後は、毎回必ずケアしましょう。汚れができてからお手入れをするというペースでは、すぐに傷んでしまうことも。
最低でも月に1度はしっかり目のメンテナンスをしましょう。ずっキレイな状態を保つためには、こまめなメンテナンスとしっかりしたメンテナンスが必要です。

不要になった時は、買取業者に依頼しよう

キレイにケアした状態であれば、買取に出した時に価格の違いに驚くでしょう。
長期間使っていても、手入れが行き届いているバッグだと高額査定をされる可能性があるため、日々のケアが重要です。
ブランドバッグの専門買取業者「エコリング」では、現在ヴィトンのバッグを買取強化しています。状態が悪くなってきたバッグでも買取してくれるので、一度査定に出してみるといいでしょう。
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